未曽有の災害でした。しかし何が起こったのか理解できず、爆発かと思いました。私は著書「わたし・仕事・みらい」(嵯峨野書店)の最後のページを書き終わり、寝ようとしていました。
その日、西宮市役所で委員会があったので、電話を入れました。その時はつながりましたが、庁舎の2階部分が崩れているという。駅がだめだとも。それから友人や知り合いの死亡や無事の連絡が入り始め、足がフワフワしていました。
その後、三宮の弟をたずねて、神戸の街へたどり着きました。ぺしゃんこになって粉じんだらけの街。マスクをつけ、黙った人で満員のバス。深い道路の亀裂を避けながら、バスはとてもゆっくり行きました。「おにぎりあります」というゼッケンをつけた女性がいました。弟は会社もダメ、家も被害で、本当にかわいそうでした。
あれからもう20年。復興についてもまだまだいろいろ問題がありますが、あの大震災が転機となり、NPOが法制度化(1999年)され、今に至っています。
私はこの20年を機にNPOの第2ステージを「女性とNPO」という視点から検討してみようと思い立ちました。

金谷千慧子所蔵
