新しい“うねり”を奏でてほしい(5)
85年を生きた
今なおNPOと女性の活躍を熱望する日々
最近の絵画を紹介しながら

1. 「やくそく」したのに……. トミーは帰ってこない
夕方、ヒグラシの鳴く声を聞いた
夏の終わりを告げる切ないひびきの
トミーと約束したのに・・・・・・・・・・・・・。
抱っこして、「いっしょに治そうね、きっと元気になろうな」って
何度も、何度も約束したのに
トミーは、私のあふれる涙をみんなぬぐいとった
それがいとしくて、私はまた声を上げて泣いてしまった
トミーはじっと私を見つめていた
「やくそく」したのに・・・・・・・・。
夕方のヒグラシの声は切ない
夏の終わりを告げる音色が切ない
明日から黙って絵を描こう
トミーに呼びかけるとまた悲しくなるから
トミーは帰ってこない

2. CCW (Community College for Women) の計画がほんの少し動き始めました
発起人になる予定の8人がOnlineで初めてのミーティングをしました。しかし、自己紹介している間に予定の2時間が過ぎてしまいました。この計画の目的や対象や運営等にたどり着くのはもとより、一度だけでは到底無理なのですが、これからどのようにOnlineミーティングを効果的なものにしていくのかも大きな課題です。
またCCを日本に定着させるというのは、国家的な大きな政策です。文科省も厚労省も自治体も、企業も、NPOも女性も男性も、一致した認識が必要です。その一致した認識とは、以下のようなことです。
- CCWは「従来にない地域に根差した実践型の職業教育機関である」
- 「今までにない短期で実利の伴う、仕事と人生の多様な学びの場である」
- 「今までより多くの社会人や女性、シニアなど幅広い層に提供できる」
- 「学びやすい場所とプログラム、安い授業料で、学ぶことが身近になる」
- 「社会的に弱い立場にある人々に寄り添い、人生を応援する場である」
- 「今後の労働力人口の減少や女性の就業機会やキャリア形成に効果的である」
- 「地域経済の停滞と新産業分野( IT・グリーン等)での人材不足に対処できる」
- 「経済再生と地域の創生の要となるリカレント(Recurrent)教育機関である」
今、スタートしようとしている発起人予定者には、実施に適した場所も、人材も資金もない状態です。何を優先して実施すれば、国家事業にたどり着くことができるのか、とてつもなくつかみどころのない夢物語のような状態でもあります。
3. 何から始めるか
まずは思い立った私たちの夢を語りましょう。
私たち発起人予定の8人は、女性の社会的躍進と日本の経済的再生に向けて、全人生を賭けて仕事に注力を注いで生きてきました。その意味では世に誇れる人生でした。そこでCCについての共通認識を基に、それぞれがまず「私からの問題提起」をしませんか。その結果や反応を踏まえて改めてCCWプログラムに向かいませんか?きっと気概のある問題提起になると思いますが、どうでしょうか?
政治家として、企業経営者として、自治体の管理職として、芸術家として、女性支援団体のNPOとして・・・・等など。私の場合は、未だ地を這う“Women’s Movement Activist” として考えてみます。NPO活動半世紀を振り返りながら、女性学の教員として若い女性と男性を応援し続けてきましたが、我々の日常生活にはジェンダーに関する「アンコンシアス・バイアス(無意識の思い込み)がまだまだはびこっており、前向きになることを抑制しています。内なる思い込みに敏感になり、女性が新しい「リーダーシップ」を身につけ、実践することが今重要だと考えています。そんな問題提起ができればいいなと思っております。
このブログを読んで頂いた方には、どうかCCW (Community College for Women) についてのご意見を賜りたいとお願いするしだいです。
- NPOと女性のリーダーシップ(2000年の前後、2030年に向かって)
- 従来の「リーダーシップ」と新しい「リーダーシップ」
- 無意識のバイアスとその克服
- アサーティブな話し方と聴き方トレーニング
- 自分らしいリーダーシップ 等など
5 竹中恵美子先生は、筆者のことを…
筆者の最大の恩師の一人に大阪市立大学経済学部の竹中恵美子先生がおられます。この7月に逝去されました。私は自分の行く先が見えなくなったようで、とても寂しいです。
先生は女性がまだ少なかった経済学の分野で、研究者として一生涯を貫かれました。子どもの出産後は団地のグループで子どもを預けておられました。私が未だ高校生のとき、母親大会の講師もしておられました。「女性の賃金はなぜ低いのか」「なぜ女性は、結婚や出産で仕事を辞めるのか」などと、若い女性の大学の先生がお話されるのを、私はまぶしく眺めていました。その後随分後になって、私は2度目の大学院に、迷わず経済学部の竹中ゼミ(労働経済専攻)を選びました。
竹中先生が私を紹介してくださるときに(会合や筆者の新刊書紹介等で)、「日本でもアメリカのようなコミュニティ・カレッジが必要だとずっと言い続けておられる金谷千慧子さんです」と紹介してくださっていました。
先生ご逝去の知らせを受けて、私が人生の最後に心を傾けねばならないことだと自覚しました。それがCCW (Community College for Women) について久しぶりになんとかならないかと考えたきっかけです。
「追悼展 竹中恵美子文庫」開催のご案内
フォーラム労働・社会政策・ジェンダー運営委員の方からお送りいただいた竹中恵美子文庫の追悼展(ドーンセンター2階 情報ライブラリー 10月13日まで)開催のご案内をさせていただきます。

6 今月の作品 「木蓮の花」

最近はよく色紙に油絵具やアクリル絵具で絵を描いています。
色紙には少し絵具がつきにくいので苦労しますが、何よりも手軽なのがいいところです。キャンバスに絵具をたっぷり塗るととても重くなります。木蓮は桜に先駆けて早い春を告げます。花の色は白と紫の両方ありますが、どちらも香りが濃厚です。ビロードのような大きな花弁はまたたく間に落ちて、地上をも飾ります。その後に葉が出てきます。
