
INTERNATIONAL WOMEN’S DAY
国際的女性デーのはじまりは、1906年アメリカの女性労働者たちの8時間労働制と女性参政権獲得運動に端を発しました。それから今年は120年目です。
そして国連が、1975年に3月8日を「国際女性デー」と定め、諸外国に推奨してきました。今年は70カ国1000以上の都市で女性たちのMARCH(マーチ)などの活動がありました。
日本でも東京、大阪、仙台、香川、札幌、熊本などで女性たちのマーチやスタンディングが行われました。日本は今年、男女雇用機会均等法成立40年を迎えましたが、雇用平等は確立されるどころか、ジェンダーギャップ指数は世界146カ国中118位(2025年度)という最低レベルの状態です。
非正規雇用ばかりが増えることへの苛立ちや、平和への希求が多くの女性たちを行動への一歩を踏み出させる結果になっています。
アイスランドの映画「女性の休日」
今年はアイスランドの映画「女性の休日」(1975年)を「日本版女性の休日運動」が活発化しました。3月6日〜12日を「Week」とし、家事や仕事を休むことで女性の貢献を可視化し、ジェンダー平等と職場ハラスメント禁止を訴えるイベントやデモが全国300か所以上で行われました。
国際女性デー記念シンポジウム

私も今年の国際女性デーを記念して、3月14日に大阪市立大学共生社会研究会CCW部会 (Cmmunity College for Women)として記念公演(Onlineでの問題提起)を行いました。
タイトルは「女性の学び直しが未来をつくりる力ーCCWの基本構想」というものでした。国連をはじめとする世界の諸機関では、女性の学びと社会参加が、民主主義や平和、そして持続可能な社会を支える重要な力だと言われています。
しかし、日本の現状は、人口減少、労働力不足、そして社会不安が広がっています。女性の力が十分に活かされていないのです。

女性の力が十分に活かされていない社会では、戦争への危機、民主主義の崩壊など深刻な問題があると言われています(国連開発計画UNDP、UMwomen)。
世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で、日本は146か国中118位(2025年度)で最下層に近い状態と言いましたが、さらにまずいことには、この制度ができた2000年以降、日本の順位は下がり続けているのです。世界では制度的改革が進んでいるのに、日本は2000年度は80位から年々ずり落ちています。これは明らかに政治の失敗と言えます。
1872年(明治5年)の教育制度の開始以来、権威的教育、経費節約教育、やり直しを許さない教育が延々と続いています。特に近年では、教育に予算を投入しない、教師を過重労働のままに放置する、女性の能力を活かさない教育制度には非難が多く寄せられています。
「女性の学び直し」と「地域に根ざした教育」
女性たちは、力を発揮できず、萎縮した状態のままです。では、どうすればこのような社会は変わるのでしょうか。その鍵は、「女性の学び直し」と「地域に根ざした教育」の復権にあると考えます。その1つのモデルとして、「Community College for Women (CCW)」という構想が必要です。
女性の教育が社会を変えた例が世界にはたくさんあります。地域が変わり、経済が変わり、民主主義が強くなった国もあります。しかし、日本ではいまだに女性の力が十分に活かされていません。
女性は、家族の誰かに扶養される人間で、シャドウWORKと言われる、介護、育児、家事労働を担う「半人前の人間」であるかのような制度的位置付けにされています。これは制度が間違っているのです。
女性が学ぶと、社会はどう変わるのか
日本は世界でも教育水準が高く、女性の進学率もとても高い国です。識字率なんぞではどの国にも負けていませんよね。それなのに、「なぜ」社会の中で女性の力が十分に活かされていないのでしょうか。
その理由は日本には女性のための「学び直しの教育システム」がほとんどないということです。
人生いい時ばかりではありません。
いろんな挫折や、ときには休憩も含めて、成長すると言うことなのです。
それを許さない制度というのは、人々に孤立と敗北感だけを残します。
一部の勝ち組の女性たちだけが上に上がる社会ではなく、すべての女性が自分の人生を
謳歌でき、隣の人を助けることに幸せを感じるそんな社会であるべきです。
それには、
- 誰でも入れる教育機関(Access)
- 人生をやり直せる教育(Second Chance)
- 社会をつくる教育(Community)
を享受できるようにすることだと思っています。
女性とマイノリティが学んで、賢くなる、そして豊かに生きられる社会でなければ、日本の未来はないと思います。全ての女性とマイノリティの学び直しが社会をつくり直す力になります。
「学び、繋がり、新しい社会をつくる」
「学び、繋がり、新しい社会をつくる」側へ移行するプロセスそのものがCCWの教育です
「学び直しは未来をつくる力」
「女性とマイノリティが学ぶと社会は変わる」
(皆様のご意見をお待ちしています。3月20日)
