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成人の日の思い出 – とても寒かったあの日

      2026/01/13

1959年1月15日、成人の日の話です。

あの頃のNHKでは「青年の主張」という事業を毎年やていて、1959年、私は「私の夢」というタイトルの作文を応募に出しました。「私はこれからずっと働く、結婚しても子どもができても社会のために働く。家事は電化製品任せればいい」などという内容でした。

この私の作文と20歳の男性警察官のものが大阪代表に選ばれて、2人ともに渋谷のNHKホールに招かれました。生まれて初めての飛行機でした。タラップ(飛行機に乗り込むための階段)から一応手を振ってから乗り込みました(その時の写真が新聞に載りました)。

NHKホールでは壇上に、相撲の大鵬関と将棋の加藤一二三さんが居られたのを覚えています。お二人とも破竹の勢いで、大鵬関はもうすぐ大関かと期待され、加藤一二三さんは最年少8段だったと思います。そこで表彰状と賞金をもらいました。ずっと大事に握りしめていましたが、後日その賞金で何冊かの本を買いました。「幸福論」という分厚い3部作も買いました。

まず都庁へ行きました。有楽町の都庁ですよ、そんな頃の話ですからね。都庁が新宿に移ったのは1991年からです。第1・2・3と庁舎が分かれていて、何度も階段を登り降りしました。エレベーターではなかったように思います。どんな部署を訪問したのか覚えていません。よくわからないままについて歩いていたのでしょうね。

都庁訪問後、はとバスで東京観光をさせてもらいました。東京タワーにも行きました。前年1958年12月完成したところでした。当時の世界一の高さを誇る333mの総合電波塔です。東京スカイツリー(634m)は2012年ですから極々最近の話です。

(当時)世界一の高さの東京タワーの感想は、「確かに通天閣より高いな〜」というものでした。私の地元の子どもたちは「しりとり遊び」をするときは、「通天閣は高い」から始めました。それが”大阪人の常識(と思ってました!)” なのですが、その通天閣は「天に通じる」といわれても100mです。そりゃ負けてましたね。新宿公園では食事が出ました。歌舞伎座にも行ったのかな。あまり印象がないです。

東京に1泊して、帰りの飛行機が気流に巻き込まれて、揺れること、揺れること、生きた心地がしませんでした。3時間も遅れて、徳島空港へ寄るかもしれないとかアナウンスが流れるやら、もうどうなることかと心細い限りでした。そしてやっと伊丹空港にたどり着きました。

67年を経て、今日の成人の日に、自分の成人の日のことを思い出していました。
とにかく、1月15・16日にかけては寒くて寒くてたまらなかったな〜という感触を一番に思い出します。

一番寒い季節ではありますが、なぜ寒さの思い出が一番なのかなと考えてみると、私はあの頃、長めのコートなんて買ってもらったことはなかったなと思い出しました。今のような軽くて安く暖かいダウンコートもなかったので、私は毛糸のカーディガンとスカートと手提げかばん姿でした。暖房設備もそんなに充実してなかった時代だったからなのかもしれません。

そんな何もない時代でしたが、「結婚して出産後も仕事を辞めない!」という私の決意表明が、“これからの時代の女性の生き方なのだ”と選ばれ、褒められたのは、やはり新しい時代に向かっていく勢いがあったからだと思います。

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