New York

      2014/10/23

2004_oct

久しぶりのニューヨーク。街(ハーレムも)は本当に清潔になっていて危険な臭いが全くしない。今回の目的は、2005年1月に出版予定の『未来社会を創る女性のための経営マネージメント』(中央大学出版部:『企業を変える女性のためのキャリアマネージメント』の続編)の補充取材と、NPOで、企業での女性の活躍を支援するCatalystと女性の起業家を支援するNAWBO(National Association of Women Business Owners)のヒアリングである。

グランドゼロも訪れた。ここは、大統領選挙を2週間後に控え、連日のようにケリーとの舌戦をくりひろげているブッシュの共和党大会の地にもなった。イラク戦争の契機となった2001年9月11日のテロで、3000人もの尊い命を飲み込んで倒壊したワールドトレードセンターの跡地は、今はフェンス越しに基礎工事を眺めるだけになっている。建築家ダニエル・リベスキンド氏とデビット・チャイルズ氏が手がける、WTCを超える高層ビル「フリーダム・タワー」の起工式が2004年7月4日の独立記念日に行われ、建設準備が始まった。

Catalystのバイス・プレジデント デビラさんも、NAWBOのエグゼクティブ・ディレクター ドロシアさんも「ブッシュには本当にいらいらさせられるワ。もういや!」と言っていた。ハーレムに住んで20年のトミー富田さんも「ニューヨークはみんな民主党ですよ」と。(10月31日NHK人間ドキュメントでハーレムとトミーさんが紹介されるそうだ)
しかしまたCatalystでは「私たちはNPOですが、政府の援助は全く受けていないので、あまり影響はないんです」と言っていたし、 NAWBO でも「ブッシュといえども女性起業家の推進をもう押しとどめることはできません」と、ニューヨークの女性の支援家たちは自分たちの活動に自信満々であった。

 - 海外事情

  関連記事

インド紀行 その3 ~インドの女性とジェンダー

インドの人口問題 インドへ旅行するには、ビザ申請センターでビザ(査証)の申請が必 …

サンフランシスコ報告 その3

サンフランシスココミュニティカレッジ、ダウンタウンキャンパス SanFranci …

アジアにまたひとり、女性の政治リーダー登場

台湾総統に蔡英文氏が女性初 2016年1月16日、台湾総統選挙の開票が行われ、独 …

友、上海より来たる

10年ぶりでした。第4回国連女性会議(北京会議)でワークショップを一緒にコーディ …

ポスト・コロナに向けてーリーダーの在り方(リーダーシップ最終稿)

コロナ危機の下でのリーダーシップ  今回がリーダーシップについての最終稿である。 …

マドリッドの喪章  テロの勝利か?それとも民主主義の勝利!

セマナ・サンタ(4月4日~11日聖週間)の土曜日の夕暮れ、マドリッドの国鉄アトー …

no image
紹介 ドキュメンタリー映画「ガール・ライジング/Girl Rising」

途上国の女の子の現実と希望を描いたドキュメンタリー映画「ガール・ライジング/Gi …

コロナ禍のリーダーシップ (その2 フェミニン・リーダーシップ)

変革の時代に必要なリーダーシップ コロナの時代にリーダーの質が問われています。日 …

北欧の空は真っ青でした先進国北欧諸国その1─スウェーデン編

インフルエンザなどすっかり忘れて、フィンランド(ヘルシンキ)、スウェーデン(スト …

中欧の旅 ① ウィーンの暑さと世紀末の輝き

今回の旅の目的は、めずらしく組み込まれていたアウシュビッツにいくことと、もう一つ …