ホワイトリボンキャンペーン(WRC)はじまる
男性による女性への暴力をなくすため、男性が主体となって取り組む、世界的規模の啓発活動が日本でも始まりました。2015年12月23日(水)の毎日新聞で記事になっていました。
この運動の発祥はカナダ。今や60ヵ国以上で、白いリボンをシンボルとした啓発活動が行われています。「女性への暴力を選ばない」「対等な存在として女性を尊重する」という、男性の意思を世界に向けて広げていくことを目指しています。1999年国連総会は、11月25日を女性に対する暴力撲滅のための国際デーとする宣言をしました。
日本でも「ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン(WRCJ)」が始まりました。2015年11月に発行されたブックレット「男性の非暴力宣言」(岩波新書)では、パートナーの女性に暴力を振るわず、対等な相手として尊重する男性「フェアメン」になる12のアクションを紹介しています。やってみてはいかがですか?
フェアメンになるアクション
・相手の話を最後まで聞いて受け止める
・自分がうまくいかないことを相手のせいにしない
・相手の「NO」を受け入れることができる
・嫉妬を理由に相手の行動や人間関係を束縛しない
・相手の仕事、やりたいことを応援する
・相手を自分のモノだと思わない
・相手の友人、家族、人間関係を大切にする
・自分のことを最優先にしない
・大事なことは相手と一緒に話し合って決める
・お互いの違いを認め、自分の考えを無理に押しつけたりしない
・家事や子育てをともに担う
・固定的な女らしさや女性の役割を押しつけない
関連記事
-
-
マドリッドの喪章 テロの勝利か?それとも民主主義の勝利!
セマナ・サンタ(4月4日~11日聖週間)の土曜日の夕暮れ、マドリッドの国鉄アトー …
-
-
女性や少女が置かれている暴力的な状況(新聞報道より)
1 アフガニスタン女性 アフガニスタンで、売春を拒否した若い女性(20 歳)が夫 …
-
-
From ロンドン No.3
Women’s Resource Center(女性のための活動支援) 女性と仕 …
-
-
アメリカ報告その4 AFTERコロナで経済活動は、もう少し減速修正するだろう
アメリカの新型コロナウイルス感染者数(195万1722人)・死者数(11万771 …
-
-
Travel Report from India (4) Indian working women
Japanese(日本語) umbers of Indian working w …
-
-
インド紀行 その2 ~インドの家庭訪問
仁賀 順子(女性と仕事研究所研究員) 日本から入った「オートリクシャ」健在 デリ …
-
-
スーチーさんの時代がきた
アウンサンスーチーさんがいつも髪に差している鮮やかな花の髪飾りは、再会することな …
-
-
ニートの男女比とジェンダーについて
NEET(ニート)=Not in employment, education o …
-
-
ソウルであった女性たち その2 ~アフガニスタンの女性 ほか
「ソウルであった女性たち その1」の続き 目次 カナディアンインディアンの女性 …
-
-
ポスト・コロナに向けてーリーダーの在り方(リーダーシップ最終稿)
コロナ危機の下でのリーダーシップ 今回がリーダーシップについての最終稿である。 …
- PREV
- 新たなタイプの女性の政治リーダー蔡英文
- NEXT
- 雑誌『婦人公論』が100年を迎えました