From ロンドン No.3
2014/10/23
Women’s Resource Center(女性のための活動支援)
女性と仕事研究所は女性の活動を応援する活動が重要だと考えています。
ロンドン報告の最後は、WRC(Women’s Resource Center )を紹介します。ここではNPOなど女性支援団体への資金調達や各団体でプロジェクトを効率よく継続するために企画情報、対策案、リーダーシップトレーニング、メンタートレーニング、個別のサポートをしています。
【Why women、only ?】という調査を2007年10月に実施したのは、資金供給者(ファンダー)や公的機関から、女性団体に「なぜ女性による女性のためのサービスにこだわるのか?」と質問されることが多いので、その説明のために実施したそうです。そういえば女性と仕事研究所もいわれ続けています。「なぜ女性と仕事なの?もう均等法のおかげで平等になったのに?」と。まるで女性が平等に仕事ができているかのように、です。女性と仕事研究所も【Why women、only ?】の調査をし、それをどういう戦略でキャンペーンしていくのか検討しようと思っています。
2008年4月23日、全国の女性団体がアクション・デイに参加し、公的資金を導入するよう呼びかける日だそうです。クリアな要求を政府に伝えるアクション・デイという活動もすばらしいと思いました。
WRCではさまざまな出版物を随時収集しており、女性問題に取り組むボランタリーセクターの現状を把握しています。これらの情報はコンピューター上でメール、ニュースレターやウェブサイトで提供できるようになっているほか、紙媒体での保管もしています。

WRCの説明をしてくれたレア・ウィリアムズさん(information and Events Officer)

Why Women-only ? 調査の報告書

ロンドン郊外の美しい田舎風景:ストラトフォード・アポン・エイボン

地下鉄キングス・クロス駅:ハリーポッターがここから出発したとされるプラットフォーム、いつも子どもたちの人気の場所
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