女性や少女が置かれている暴力的な状況(新聞報道より)
2014/10/23
1 アフガニスタン女性
アフガニスタンで、売春を拒否した若い女性(20 歳)が夫の母に首を切断されて殺害されたと報道されています(米アムネスティ・インターナショナルスザンヌ・ノッセル事務局長)。アフガニスタンやその周辺の女性や少女は「強姦されたり殺されたり、幼い頃に結婚させられたりし、教育を受けることを阻まれ、性的な権利や出産に関する権利を否定されています。基本的人権が保障されるまで、こうした恐ろしい悪弊は続く」と指摘されています。タイム誌の表紙を飾って話題となった鼻のないアフガニスタン女性のアイシャさんも、DVの嫁ぎ先から逃げだそうとして鼻と耳を削がれました。アイシャさんは現在、米国にいますが、虐待によって受けた心の傷は癒えていないそうです。
ソースは
http://www.cnn.co.jp/world/35023304.html
http://www.cnn.co.jp/world/35023304-2.html
2 マララさんは、7月に国連で女子教育の権利を訴える
パキスタンで女子教育の権利を求めイスラム過激派に銃撃された少女マララ・ユスフザイさん(15)が7月、ニューヨークの国連本部で演説することが決まりました。ブラウン国連世界教育特使(前英首相)が発表しました。
マララさんが公の場で演説するのは初めて。自身の16歳の誕生日である7月12日、すべての児童に教育の機会を求めるキャンペーンの一環として、あらためて女性が教育を受ける権利を訴えます。
マララさんは、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が女性の教育を抑圧していることなどをブログで告発。昨年10月、下校途中に銃撃され、その後英国に搬送されました。複数回の手術を経て一命を取り留め、現在は英国で高校に通っています。
またマララさんは4月18日、米誌タイム(Time)の2013年版「世界で最も影響力のある100人」に選ばれています。タイム誌は毎年、芸術界や政財界から極めて重要な活躍を見せた100人を選出しているのです。
国連が4月10日を「マララ・デー」と宣言したことから、この日はパキスタン国内を始め世界各地で、 「私はマララ」というメッセージのもと、女性の教育の権利を保障するよう求める活動が繰り広げられています。
国連によると、教育を受ける権利を奪われている少女は世界で3200万人に上るということです。 銃撃事件を経て女性の教育権を求める活動の世界的なシンボルとなったマララさんは、昨年はノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)候補にもなりました。
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