新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
2014/10/23
この年末年始の休暇は、開店している喫茶店を探して、毎日コーヒーを2杯飲みに出る以外は、絵を描いていました。サイズは小さいものですが4枚描きました。30年になる自分の活動を振り返るきっかけになった絵を描いてみようと思ったのです(今回は写真)。これからも続けます。
まず「カナディアンロッキー(※1)」。1996年の女性と仕事研究所の旅はカナダ視察旅行でした(15人参加)。西から大移動して、バンクーバーでの州政府雇用者組合やカナダ人材開発局、ブリティシュコロンビア技術学校を訪問し、モントリオール、カルガリー、そしてバンフーへ。その間、バスからは雄大なカナディアンロッキーの碧が続き、私も清涼な美しさに見とれていました。

※1 カナディアンロッキーの碧
「プリンスエドワード島の燃え上がるメープルの紅葉」(※2)。トロントでペイ・エクイティ委員会やオンタリオ州女性問題省の訪問を終え、東部のプリンスエドワード島(「赤毛のアン」の島)へは強行軍でした。著者ルーシー・M・モンゴメリーも最も愛したというプリンスエドワード島は、紅葉真っ盛りでした。小さなプロペラ機から見下ろすシャーロットタウンの上空は、燃え上がるメープルの大パノラマでした。日本の「もみじ」より赤の色が鮮やかです。私の場合、「赤毛のアン」(1908年発表)で少女時代を過ごしたと言っても大げさではありません。目標にする女の子像が少ない時代でした。特に日本文学では。アンの家の近くの「恋人たちの小径」も「お化けの森」も赤や黄色のじゅうたんが敷き詰められていてふかふかでした。

※2 プリンスエドワード島の紅葉
女性と仕事研究所のスタディツアーは、女性のネットワークを最大限に生かし、自分の力、活動の力にするためのもので、単なる視察ではありませんでしたし、贅沢なものではありませんが、充実感のあるものにするというポリシーを持っていました。この旅は、友人のホイ澄子さん(GLGプランニング代表、シートンカレッジ理事長:当時)のコーディネートでした。女性が働くことに対して、カナダの政策がどれほど質の高いものなのか、本当によく理解でしました。カナダへは再度バンクーバーを拠点に「再就職や職業教育」の勉強にも行きました。アメリカだけではなく、北米の女性たちの男女平等に対する意識の高さや政府や州の対策の的確さにも感動しました。
関連記事
-
-
肉筆浮世絵展 その2 江戸の鳥瞰図
極彩色の美人浮世絵の中に、「江戸鳥瞰図」(鍬形蕙斎くわがたけいさい文化年間~文政 …
-
-
フェミニズムとわたしと油絵(2013~2023)(その12)
1 書籍完成! かねてより注力していました『フェミニズムとわたしと油絵―「描かれ …
-
-
夫の死にあたふた(1~3)補足1 理性が導くところなれば、どこへなりとも 参りましょうぞ 菩提樹一葉
夫は語学には長けた人でした。英語との最初の関わりはカソリック系の中学校でシャ …
-
-
フェミニズムとわたしと油絵(2013~2023)(その6)
腰の手術に踏み切りました。2023年10月実施予定の展覧会に来てくださった方々に …
-
-
脊柱管狭窄症の手術から1年経ちました
やっと一年です 今は、座っている分には全く何の支障もありませんし、1時間ぐらいは …
-
-
「骨にこたえる寒さかな」
今年からこのメッセージ欄を書きます。 極寒を実感する今日このごろ、 …
-
-
夫の死にあたふた(1~3)女性が働くことを支えた人
夫は戦後の食糧難の時代に育ったにもかかわらず、健康な歯が一本も欠けず最後まで身体 …
-
-
フェミニズムとわたしと油絵(2013~2023)(その16) 展覧会から2か月を経て
1 大阪市中の島中央公会堂にて10月15日(日)から19日(木)まで、「金谷千慧 …
-
-
女性や少女が置かれている暴力的な状況(新聞報道より)
1 アフガニスタン女性 アフガニスタンで、売春を拒否した若い女性(20 歳)が夫 …
-
-
プーチンはロシアの自壊と世界を破滅に向かわせている
プーチン大統領は2022年2月24日にウクライナ侵攻作戦を発動、ロシア軍が対ウク …
- PREV
- ナワル・サダウィは健在!イスラム教は女性を抑圧する
- NEXT
- もう一つの2013年─4月から油絵再開