女性と仕事研究所のプロジェクト提案
2014/10/23
女性と仕事研究所理事 柏木 宏
プロジェクトの目的・趣旨
プロジェクトを通じて、組織の財政の安定化や人材の確保をめざす。
財政難や後継人材などの問題に対して、財政的な負担を最小限にして、組織の財政や活動の基盤、人材の確保、可視化の拡大などを目的としたプロジェクトとして以下を提案する。各プロジェクトの概要と実施体制は以下の通り。
1 ファンドレイジングプロジェクト(資金づくり)
組織の運営には、安定的な財政の構築が不可欠である。このため、理事会の下にファンドレイジングプロジェクトを立ち上げ、会員や支援者に呼びかけメンバーを募り、申請可能と思われる助成・補助のリサーチ、企画書の作成、提出、その他ファンドレイジングの企画、実施を行うための委員会を設立する。企画書については、2か月に1提案を目標にする。
2 研究会プロジェクト(研究活動促進)
研究所としてのプロジェクトであるから、研究事業の重要性は論をまたない。しかし、スタッフに依存したやり方では、財政的な問題が生じやすい。このため、理事会の下に研究活動促進のためのプロジェクトを立ち上げ、会員や支援者に呼びかけメンバーを募り、定期的な研究会を開催し、研究所の研究成果にするとともに、研究に関心をもつ人々へのアウトリーチを行い、組織の基盤を強化する。プロジェクトチームによりテーマを設定、半年間に3回程度の研究会を公開で開催する方法で検討する。会場は、大阪市立大学梅田サテライトなどの利用が考えられる。
3 懇親会プロジェクト(情報交換やネットワークの拡大)
研究所には、キャリアアドバイザーをはじめ、各種の事業に関わった人々が多く存在する。しかし、こうした人々をつなぐ工夫は十分とはいえない。これらの人々は、お互いの情報交換やネットワークの拡大を希望していると考えられる。そのために定期的な懇親会を開催し、人的ネットワークの強化をめざす。
以上
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