「千の風になって」の原風景

      2014/10/06

お医者さんに講演

9月23日、富山県医師会で「予防医学の見地からのアサーティブトレーニング」というテーマで、フェミニズムとホスピスケアー、患者と医師の平等なかかわり、医師の傾聴スキルの重要性などというおこがましい話をしました。そのときに資料に使った「よく死ぬことは、よく生きること─good death & high quality life」(筆者『ガン君に語りかけてみた ─ 弁護士 松井 元の生涯』より)は、別途お読みください。
翌日函館に向かい、青函トンネルを初めてくぐりました。ゴーッという轟音の中、闇を走るのは、それこそ銀河鉄道のようで奇妙な感覚でした。

大沼の森と「千の風になって」

国民的ヒット曲「千の風になって」(詩:不詳、日本語詞・曲:新井満)は駒ケ岳のふもと、大沼の森で詞も曲もできあがったのだそうです。大沼駅はJR函館駅から各駅停車で小一時間、過去の噴火で鋭角になった頂上となだらかな稜線をもつ駒ケ岳があり、そのふもとに、千の風が吹きわたる森が広がっています。大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼という3つの沼があり、森の静けさを拡げます。この森の新井満さんのログハウスのご近所に、小西ご夫妻の山荘があり、そこへ案内してもらいました。ここでは、カラマツやミズナラ、山葡萄、七竈(ななかまど)、アザミや野菊などが動物たちとともに人間も含めて、自然という生命をつなぎ続けています。ここで誕生した「千の風になって」の原詩はアメリカンインディアンのものともいわれますが、この曲の大ヒットは、日本人の死生観が変わりつつあることを表していると思います。生も死も含めて自然とともにあるということをあらためて思い起こさせますし、宿命に打ちひしがれるのでなく、生きる勇気と希望を与えてくれます。この死生観が「よく死ぬことはよく生きること ─ good death & high quality life」 につながると思います。

「千の風になって」(作詞:不詳 日本語詞・作曲:新井満)

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

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