新年おめでとうございます

      2014/10/06

English(英文はこちら)

新年おめでとうございます。2012年、今年こそ変革の年になってほしいものです。
もう仕事は順調に始まっていますか。

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私の年末年始の休みは、右脚の関節が痛んで家でへばっていました。だからテレビ依存型の生活でした。1月1日の昼は伝統的なウイーン・フィル・ニューイヤーコンサートを楽しみました。
指揮はマリス・ヤンソンス(ラトヴィア)で、シュトラウス(ヨハンⅠ・Ⅱ・ヨーゼフ)を中心とする華やかな時代を彷彿とさせるワルツ・ポルカで、バレーダンスやウイーン少年合唱団の涼しい歌声もあり、素晴らしいものでした。国立歌劇場は一昨年、ちらっと覗いたのですが、さすがにヨーロッパの歴史だと感服したゴージャスな美しさでした。そこに深紅のバラや白い百合が映え、聴衆のドレスや着物(日本人も多い)の彩りが華やかです。ニューイヤーコンサートの中心は、なんといっても「ウィンナー・ワルツ」です。本当にウキウキします。「美しき青きドナウ」「ラデツキー行進曲」「ペルシャ行進曲」などは観客からの手拍子が何度も入ります。世界約70カ国のテレビ局と300以上のラジオ局で中継放送されたそうです。

指揮者 ヤンソンス氏

指揮者 ヤンソンス氏

第1部
ヨハン・シュトラウス2世、ヨーゼフ・シュトラウス/祖国行進曲
ヨハン・シュトラウス2世/ワルツ「市庁舎舞踏会でのダンス」
ヨハン・シュトラウス2世/ポルカ「あれか、これか」

ヨハン・シュトラウス2世/トリッチ・トラッチ・ポルカ
カール・ミヒャエル・ツィーラー/ワルツ「ウィーンの市民」
ヨハン・シュトラウス2世/アルビオン・ポルカ
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ「騎手」
第2部
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー/悪魔の踊り
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ「芸術家の挨拶」
ヨハン・シュトラウス2世/ワルツ「人生を楽しめ」
ヨハン・シュトラウス2世/シュペール・ギャロップ
ハンス・クリスティアン・ルンベイ/コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ
ヨーゼフ・シュトラウス/鍛冶屋のポルカ
エドゥアルト・シュトラウス/カドリーユ「カルメン」
チャイコフスキー/バレエ「眠りの森の美女」から「パノラマ」
チャイコフスキー/バレエ「眠りの森の美女」から「ワルツ」
ヨハン・シュトラウス2世、ヨーゼフ・シュトラウス/ピチカート・ポルカ
ヨハン・シュトラウス2世/ペルシャ行進曲
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ「燃える恋」
ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ「うわごと」
ヨハン・シュトラウス2世/ポルカ「雷鳴と電光」
アンコール
ヨハン・シュトラウス2世/チック・タック・ポルカ
ヨハン・シュトラウス2世/ワルツ「美しく青きドナウ」
ヨハン・シュトラウス1世/ラデツキー行進曲

もうひとつ、少し感動した討論会がありました。
「新世代が解く!ニッポンのジレンマ ~震災の年から希望の年へ」です。「格差」をテーマに新世代(1970年代以降生まれ)のコンサルタントや評論家、社会起業家たちによる討論会でした。(1月1日Eテレ午後11~午前1時 詳細はhttp://www.nhk.or.jp/jirenma/

パネラーは新世代の12人です。バブル崩壊後、就職氷河期にさらされ、自己責任論をつきつけられたいわゆる「ロストジェネレーション」とよばれる人たちです。世代マイノリティだというのに、12人の性別は女性が3人(25%)、男性が9人で、これではカンター理論がいう「トークン」(プレッシャーで少数派から意見が出にくいこと)に陥っていると思いました。女性たちの発言は量も回数も少なかったです。折角の機会なのに改善してほしい。話題ではM字型の解消で16%GDPが16%上昇する、とかシングルマザー世帯から子どもへの貧困や格差が世襲しない対策等が話されましたが、具体策には届いていませんでした。今の政界が利害関係にあたふたして思考停止してしまった老年層であることを思うとき、若い世代の意見を実践に移すことが実力を持つ老年層の役割ではないかと思います。

「経済成長」が、今後必要かが議論されたのは興味深かったです。なぜなら「必要」が当然の前提になっているのが現状であり、経済成長を前提としない意見こそこれからは重要だと思うからです。この延長に原発の否定は当然ということになります。現場のゆがみを是正するには、個人と制度や組織をつなぐ中間の働きが重要であるという考え方も大勢でした。自分たちがその役割を果たさねばと言った若き潮論家の発言も光っていました。彼らの意見の大まかなところは、「リーダー個人の資質で政治が変わるというのも楽観的過ぎる」。「世代間を超えて共闘体制をとろう」、ということだったが、彼らの主張の特徴として教育に期待感がないというのも共通だったように思います。教育に情熱を失っている姿はやはり悲しいと思います。

2011年、東日本大震災で大きな価値観の転換期を迫られている今、行動の転換が広がってほしい。何よりもこの続きをやってほしい。NHKならできるはず。

この2つの番組は、1月7日(土)両方とも再放送されました。

この休み中にSteve Jobsの伝記(講談社上下)を読もうと大部な英語版も揃えたのに少ししか進まなかった。

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