友、上海より来たる
2014/10/23

10年ぶりでした。第4回国連女性会議(北京会議)でワークショップを一緒にコーディネートし、上海のあちこちを訪問して別れたのでした。このたびの転職を機に、少しゆとりの時間をとり、日本にやってきた江 維娜(チャンウイナ)さん。
開口一番、「中国は自由になりました」と。大学教員だった彼女は、その後、ファッション関係の日本企業の役員、調査会社社員と日本語学校の講師を兼職しました。経済発展を極める上海ではごく当たり前でした。念願の高層マンション暮らしも実現。夫は家事能力が高く、食事は全部彼が担当。ひとり娘は英語中心の高校で寮生活をしています。アメリカに留学したいというけれど、彼女は反対しています。中国でも、同棲はごく普通になったし、女性が離婚に後ろめたさを感じることもなくなったということです。「だから危なくて手放せない」といっています。ちょっと矛盾かな。
1979年から始まった一人っ子政策も少し緩和され、今、出生率は2.1人位だそうです。けれども、農村はともかく、都市では1人をはるかに割り込んでいます。都市では住宅から100メートル以内に保育所が設置されていますが、高齢化で老人施設に変わっているところも多いとか。
「日本に追いついてきました」というのが彼女の言。でもバスもタクシーも乗務員は半数以上が女性だそうです。そしてがむしゃらな働き方でいいのかと疑問に思う人が増え始めているようです。彼女も過労で入院し、しみじみと働き方について考えさせられたそうです。生きがいはお金だけではない、自分のやりたいことを仕事にしようと考え、今までの職業を全て辞め、女性のオーナーが経営する職業教育コンサルタント会社に転職。中国ではまだ珍しい、女性の職業教育をやっていくことにしました。・・また会おうね。
関連記事
-
-
中欧の旅 ① ウィーンの暑さと世紀末の輝き
今回の旅の目的は、めずらしく組み込まれていたアウシュビッツにいくことと、もう一つ …
-
-
中欧の旅 ⑥ 退職カップルのツアーに紛れ込んで─現在夫婦事情
今回のツアーは10組のカップルと母娘3組、家族1組、その他友人同士、一人参加7人 …
-
-
コロナ禍のリーダーシップ (その2 フェミニン・リーダーシップ)
変革の時代に必要なリーダーシップ コロナの時代にリーダーの質が問われています。日 …
-
-
フィンランド、「その世界一」ラッシュ
もうすぐ北欧ツアーです。とくにフィンランドははじめてなので 楽しみです。少し前、 …
-
-
アメリカ報告第2弾 なんといっても『Women’s March』!
今回のアメリカ訪問の目的の一つは”Women’s March”に参加することでし …
-
-
若者のニューヨーク1950~60年代から
英字新聞2009Jan.11thと2010.Heb.7 thから、『ライ麦畑でつ …
-
-
サンフランシスコ報告 その4
サンフランシスコの女性センター─Women’s Building 新年おめでとう …
-
-
今年の風、どこへ向かってー2021年の重大ニュースより
2022年が明けて10日経ちました。コロナウイルスはさらに変異を遂げて拡大中です …
-
-
中欧の旅 ③ マリオネットに込められた願い─魔女は健在でした
チェコの伝統芸能マリオネットは有名である。国立マリオネット劇場はその日も公演して …
-
-
サンフランシスコ報告 その1
女性と仕事研究所ではスタディツアーでサンフランシスコに行きました(09年9月7日 …
- PREV
- CSR(企業の社会的責任)としての女性の働きやすさ
- NEXT
- ニート問題にジェンダーの視点を