サンフランシスコ報告 その1
2014/10/23
女性と仕事研究所ではスタディツアーでサンフランシスコに行きました(09年9月7日~14日)。コミュニティカレッジ(San Francisco Community College Downtown Campus Oda’s class and Culinary & Service Skill training Program)やNPOの保育園(C5 Children’s school)、Fashion Institute of Design & Merchandising, San Francisco Campus), NPOの資金確保のセミナー(Fund Raising Basic: Ms. Susan Fox)女性のための起業支援(Women’s Initiative fir Self-Employment)、国内DVと国際的な迫害を受けた女性の支援国際シンポジウム(Gender-Based Violence Conference) の参加やWomen’s Buildingでのアメリカと日本の女性とのミーテイングなどがありました。その他市役所や美術館、世界遺産ヨセミテ国立公園へ行ったり,もちろんかの有名なケーブルにも乗りました。今回は5回に分けて報告します。

ゴールデンゲートブリッジ(全長2737メートル)
サンフランシスコのまち
1) ケーブルカー
キリスト教のフランシスコ会の修道士が創設者のフランシスコを街の名に付けられました。ロスアンゼルスと共ににカリフォルニア経済、金融、工業の中心地です。サンフランシスコの人口は77万人ですが、対岸のオークランドなどを含めた都市圏(MSA)の人口は410万人にも上り、全米第12位の規模。更に南岸のサンノゼを加えたサンフランンシスコ・ベーエリア全体の人口は700万人で広域都市圏(CSA)として全米6番目の規模です。近代的なビルが建ち並び、シリコンバレーやカリフォルニア大学バークレー校にも近く、コンピュータ系の企業も多い。サンフランシスコの気候は地中海性気候で、一年中気温の差があまり無く、気候的にも住みやすい都市です。急な坂や深い霧に覆われることが多いことで有名です。
到着したホテルには、エアコンがなく、湯沸かしの設備もありませんでした。「まあ、なんてホテルなんだ」と言いそうになってわかったことがあります。
エアコンは必要なく、冬にはスティームがあるし、扇風機があるのでいいわけです。水は「世界一いい水です」とガイドさんがいう通り、そのまま飲めばいいのです。坂の多い街にはケーブルカーはお似合いです。私たちも乗りこみました。座ってからわかったのです。座席が詰まると、やおらカメラ片手のぶらさがり客が立ち並びました。名物風景ができあがります。私たちも視界の悪い中、ゆっくりゆっくり坂道を上下するカーブルカーにサンフランシスコを実感しました。
2)サンフランシスコ市役所
ホテルの隣がシビックセンターで市役所の他、オペラハウスやアジア博物館やフリーマーケットが毎日大規模に行われていました。荘厳なドーム型の建物で、エントランスを抜けると巨大なロタンダ(丸天井の大広間)に出ます。アメリカで最も美しい建物の一つといわれています。この日はもうすぐシンホニィ・セレモニィが始まるということで宴席を準備していました。2Fのテラスでは数十組にもおよぶ牧師と新郎・新婦の結婚式をやっていました。簡単だなーという感じです。牧師が次々と移動していきます。
歴代市長の彫像もあり、ジョージ・マスコーニ市長のもありました。1978年11月27日、ジョージ・マスコーニ市長はハーベイ・ミルク(後述:自らゲイであることを明らかにして選ばれた市会議員)とともにこの市庁舎内で射殺されたのでした。
以上 次回に続きます。
● 10月10日(土)PM1時~5時 大阪駅前第2ビル6F 大阪市立大学文化交流センター大セミナー室にて シンポジウムと交流のつどい「女性とNPO」を開催します。サンフランシスコの報告を参加者からいたします。現地でコーディネーターをしていただいたリップ智子さん(SF在住:女性の起業支援コンサルタント)からも「日米の女性の事業家について」の講演があります。ご参加をお待ちしています。
→終了しました
関連記事
-
-
ホワイトリボンキャンペーン(WRC)はじまる
男性による女性への暴力をなくすため、男性が主体となって取り組む、世界的規模の啓発 …
-
-
スーチーさんの時代がきた
アウンサンスーチーさんがいつも髪に差している鮮やかな花の髪飾りは、再会することな …
-
-
関西大学社会学部教授の石元清英氏のアメリカ便り
金谷千慧子様 3月31日に帰国します。 日本の話題に関してアメリカ側の反響を少し …
-
-
もっと知りたいビルマ、6月19日はスーチーさんの日
NHK国際放送局の取材を受けました。テーマは「働く女性と過労死」というブッソウな …
-
-
「202030」また、断念! どうしてこうまで遅いのか コロナ後の働き方を考える(その2)
暑中お見舞い! コロナお見舞い!申し上げます。 もうすぐ「アフターコロナの時代が …
-
-
ゲートルート・モンゲーラ(Mongella:全アフリカ会議議長)さん
女性のネットワークに「自転車」と「ラジオ」 衆・参議院議長の招待で来日されたモン …
-
-
総理大臣が産休!
ニュージーランド、37歳のアーダーン首相2人目を出産 https://www.a …
-
-
中欧の旅 ⑥ 退職カップルのツアーに紛れ込んで─現在夫婦事情
今回のツアーは10組のカップルと母娘3組、家族1組、その他友人同士、一人参加7人 …
-
-
女性の車運転がやっと実現 。超保守王国サウジアラビアで2018年6月から
「ウイメン・トウ-・ドライブ」の活動 随分、以前のことですが、サウジアラビア駐留 …
-
-
中欧の旅 ③ マリオネットに込められた願い─魔女は健在でした
チェコの伝統芸能マリオネットは有名である。国立マリオネット劇場はその日も公演して …