阪神淡路大震災から20年
未曽有の災害でした。しかし何が起こったのか理解できず、爆発かと思いました。私は著書「わたし・仕事・みらい」(嵯峨野書店)の最後のページを書き終わり、寝ようとしていました。
その日、西宮市役所で委員会があったので、電話を入れました。その時はつながりましたが、庁舎の2階部分が崩れているという。駅がだめだとも。それから友人や知り合いの死亡や無事の連絡が入り始め、足がフワフワしていました。
その後、三宮の弟をたずねて、神戸の街へたどり着きました。ぺしゃんこになって粉じんだらけの街。マスクをつけ、黙った人で満員のバス。深い道路の亀裂を避けながら、バスはとてもゆっくり行きました。「おにぎりあります」というゼッケンをつけた女性がいました。弟は会社もダメ、家も被害で、本当にかわいそうでした。
あれからもう20年。復興についてもまだまだいろいろ問題がありますが、あの大震災が転機となり、NPOが法制度化(1999年)され、今に至っています。
私はこの20年を機にNPOの第2ステージを「女性とNPO」という視点から検討してみようと思い立ちました。
関連記事
-
2024年秋、日本の政治と企業は変わるのか(その2) NPO活動を振り返る
NPO女性と仕事研究所がCSR(Corporate Social Respons …
-
NPO交流して育つ
日本経済新聞(2月24日)に「みなとハウスの5年」という記事が掲載されました。 …
-
NPOという言葉も知らなかったころのこと─NPOで生きる女性たち
はじめに─私の30年 無認可保育所の運営をはじめて 先日の記事(阪神淡路大震災か …
-
女性と仕事研究所のプロジェクト提案
女性と仕事研究所理事 柏木 宏 プロジェクトの目的・趣旨 プロジェクトを通じて …
-
NPO法人女性と仕事研究所からのお願いと提案
第7回キャリアアドバイザーのつどい(2011年9月17日)にて 変革の時期をむか …
-
東京事務所最後の日 (2007年3月30日)
3月30日(金)は、女性と仕事研究所東京事務所の最後の日でした。そして「みなとN …
-
女性の、女性による、女性のためのNPOの可能性
出版を記念したセミナーで「女性NPOの未来」について、講師をしました。 2019 …
-
コロナ禍のリーダーシップ (その3 フェミニン・リーダーシップ)
日本を根本的に変える好機としよう! 安倍政権の自壊はコロナ対策の失敗 コロナウイ …
-
近く「女性とNPO-日米比較」(仮)出版します
しばらくブログをご無沙汰してしまっていましたので、近況報告です。 近く「女性とN …
-
「新しい公共」に春風は吹くか
春風は、行方を定めず気ままですね。 きのうの夕刻からまたびっくりするほど寒くなり …
- PREV
- 再度、ヌード絵画について
- NEXT
- 女性管理職1割未満が8割、春遠からじなのか