ミュージカル「エディット・ピアフ」を堪能しました

   

私はずっとシャンソンが好きでした。東京にいるとき(単身赴任中)は、四ツ谷にある『蟻ん子』によく行きました。ステージのノスタルジックな歌声と壁面いっぱいにシャンソン歌手「しますえよしお」さんの油絵、ミモザやカサブランカ・ゆりの花が見事にマッチしていました。とてもいい雰囲気のライブハウスでした(シャンソンライブハウス四谷蟻ん子ホームページ)そこでピアフの曲をなんども聞いたものです。

20160330_2

エディット・ピアフ生誕100周年記念ミュージカル「ピアフ」パンフレットより

3月19日(土)、森之宮ピロティホールで、エディト・ピアフ生誕100周年記念ミュージカル「ピアフ」(大竹しのぶ主演)をたっぷり愉しみました。
ピアフEdith Piaf (1915-1963)はシャンソンの女王、20世紀のシャンソン界を象徴する存在です。フランスで最も愛されている歌手の一人であり、成熟した文化を誇るフランスの象徴でもあります。彼女の歌は傷心的な声で、切なく響き、心を揺さぶります。それは彼女の悲劇的な生涯を反映しています。有名な曲としては「ばら色の人生La vie en rose」(1946年)、「愛の賛歌Hymne a l’amour」(1949年)、「ミロール Milord」(1959年)、「水に流してNon,je ne regrette rien」(1960年)などがありますが、なかでもピアフの代表的なレパートリーは『愛の賛歌』です。作詞はピアフ本人です。最愛の人プロボクサー、マルセル・セルダン(飛行機事故で亡くなった)への愛を歌ったといわれています。

このシーンの舞台演出はすばらしいものでした。死を暗示するボクサーの影絵とピアフの嘆きを象徴する、大竹しのぶの手の動きは見事なものでした。大竹しのぶの熱唱もとても強い印象に残ります。実物のピアフは142センチと小柄だったようです。だからなお、ぴったりの役柄ともいえるでしょうね。

20160330_1

 - ブログ

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

寄りかからず。 立て、立ち上がれ!

詩人の茨木のり子さんは2006年2月17日79歳で亡くなった。大阪市の出身。夫死 …

夫の死にあたふた(1~3)

  夫死亡、コロナ禍の手作り葬儀、新しい葬儀の時代がくるか 弁護士の夫 …

いまどきの膝小僧手術―油絵を描きながらの2週間

年間7万人が膝の手術をするそうです。 私の膝小僧が痛み出してもう10数年になりま …

フェミニズムとわたしと油絵(2013~2023)(その15) 「金谷千慧子フェミニズム絵画展」 オープニング・パーティ挨拶

1)みなさまこんにちは。 ようこそお越しくださいました。本当にありがとうございま …

「女性と仕事研究所同窓会2019」 Photo集

30の笑顔がはじけて楽しい時間が流れました。2019年5月25日の午後、芦屋市ホ …

第42回 木星会展10月28日(水)~11月2日(月)へのお誘い

コロナ禍の下の極暑の日々、みなさまお元気で秋をお迎えでしょうか。私の方は、クーラ …

『ヴァラドンとユトリロ 母と子の物語』展

シュザンヌ・ヴァラドン(1865~1938)と息子モーリス・ユトリロ(1883~ …

タリンの花屋さんは染色しているの?もう一度エストニアから。

 IT王国とは、もれない情報網を確立すること 旅の最後は、再びエストニア・タリン …

ちょっと騒ぎすぎじゃないの?令和 (女性と仕事研究所同窓会、もうすぐ)

このところ毎日、毎日皇室の報道と「平成の歴史」「さよなら平成」だの「新しい令和の …

夫の死にあたふた(1~3)要介護5―あざだらけの老々介護

半世紀余に及ぶ弁護士生活は勤勉実直そのもの、世のため、人のため骨身を惜しまず、人 …