ミュージカル「エディット・ピアフ」を堪能しました
私はずっとシャンソンが好きでした。東京にいるとき(単身赴任中)は、四ツ谷にある『蟻ん子』によく行きました。ステージのノスタルジックな歌声と壁面いっぱいにシャンソン歌手「しますえよしお」さんの油絵、ミモザやカサブランカ・ゆりの花が見事にマッチしていました。とてもいい雰囲気のライブハウスでした(シャンソンライブハウス四谷蟻ん子ホームページ)そこでピアフの曲をなんども聞いたものです。

エディット・ピアフ生誕100周年記念ミュージカル「ピアフ」パンフレットより
3月19日(土)、森之宮ピロティホールで、エディト・ピアフ生誕100周年記念ミュージカル「ピアフ」(大竹しのぶ主演)をたっぷり愉しみました。
ピアフEdith Piaf (1915-1963)はシャンソンの女王、20世紀のシャンソン界を象徴する存在です。フランスで最も愛されている歌手の一人であり、成熟した文化を誇るフランスの象徴でもあります。彼女の歌は傷心的な声で、切なく響き、心を揺さぶります。それは彼女の悲劇的な生涯を反映しています。有名な曲としては「ばら色の人生La vie en rose」(1946年)、「愛の賛歌Hymne a l’amour」(1949年)、「ミロール Milord」(1959年)、「水に流してNon,je ne regrette rien」(1960年)などがありますが、なかでもピアフの代表的なレパートリーは『愛の賛歌』です。作詞はピアフ本人です。最愛の人プロボクサー、マルセル・セルダン(飛行機事故で亡くなった)への愛を歌ったといわれています。
このシーンの舞台演出はすばらしいものでした。死を暗示するボクサーの影絵とピアフの嘆きを象徴する、大竹しのぶの手の動きは見事なものでした。大竹しのぶの熱唱もとても強い印象に残ります。実物のピアフは142センチと小柄だったようです。だからなお、ぴったりの役柄ともいえるでしょうね。

関連記事
-
-
アメリカの変貌に驚愕!
2024年は世界の“選挙イヤー”でした そして2025年1月20日、トランプ氏の …
-
-
暑すぎる! お身体の調子いかがですか
ほんとに暑すぎます。 8月も下旬に入ったのですが、この蒸し暑さは耐え難い苦痛です …
-
-
だいじょうぶでしたか? ―熊本大地震に寄せて
昨夜の警報で熊本市での震度7の地震を知りました。懐かしい熊本の友人の安否がとても …
-
-
認知症になっても、高齢女性の一人暮らし(死)は可能か(その3)
恐れていた極暑がやってきた。いよいよコロナ禍での熱中症の季節。今日も36度超。 …
-
-
みなさまへ 2006年の年末に寄せて
女性と仕事研究所、自慢のセミナー「キャリアアドバイザー養成講座」は、次年度ぐらい …
-
-
フェミニズムとわたしと油絵(2013~2023)(その7)―「フェミニズム・アクティビスト金谷千慧子のプロフィール」
3月7日、退院して一か月振りで家へ帰りました。いろいろメールで励ましてくださった …
-
-
フェミニズムとわたしと油絵(2013~2023)(その2)
趣味の油絵を再開して10年になるのをきっかけに、「フェミニズムとわたしと油絵」と …
-
-
新しい“うねり”を奏でてほしい(5)
85年を生きた。今なおNPOと女性の活躍を熱望する日々 最近の絵画作品を紹介しな …
-
-
新年あけましておめでとうございます
新年おめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします ヒラリーショック消えず …
- PREV
- 恐ろしい勢いで進む女性の貧困化
- NEXT
- 保育園落ちた日本死ね!!!