プーチンはロシアの自壊と世界を破滅に向かわせている

   

プーチン大統領は2022年2月24日にウクライナ侵攻作戦を発動、ロシア軍が対ウクライナ国境を越えて全面侵攻を開始した。「えーっ?「何それ?」「ほんと?」と訳の分からないままに恐怖に震えたその日からはや40日。暦は4月、まだ戦火は続いている。意味のない、血迷った軍事攻撃―。「プーチンは狂ったか?」ともいわれているが、狂ったままでも戦火は続くのである。第2次大戦の日本のように。

ロシア政府(クレムリンの権力者)は国民にうそを
3月17日、元ハリウッド俳優でカリフォルニア州知事だったアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)氏が、ロシア国民に反戦を呼びかける動画をロシア語の字幕付きで公開した。言論統制下のロシアのソーシャルメディアでも話題になっている( BBCニュース)という。シュワちゃんこと、シュワルツェネッガー氏は、ウクライナ侵攻についてロシア国民は、事実と異なる情報を政府から与えられていると警告している。ウクライナでの戦争について、ロシアはロシア語を話すウクライナ人を軍事的に守るため、ウクライナの「ナチ化」を阻止するための「特別軍事作戦」だと一貫して主張している。しかしウクライナは守られたいとは思っていないし、これは違法な戦争であり、全世界から非難されている無意味な戦争なのだと訴えている。
実は私も何のことを言っているのか、理解できなかったのだが、「ウクライナの非ナチ化」というプーチンの発言についてであるが、シュワルツェネッガー氏は、ナチスと闘ってヨーロッパを「ファシズムから解放した」というロシア魂に期待をした発言だとしている。しかしウクライナの現大統領はユダヤ系の人だし(父親の兄弟は、ナチスに殺害された)、ウクライナにすれば、このロシアの侵害行為こそ、かつての「ファシズム」と同じ行為の再来ととれるはずである。
シュワちゃんはロシア国民の皆様、無意味な戦争の犠牲者にならないでほしい、とも訴えている。(https://www.bbc.com/news/world-us-canada-60794809)
またウラミジール・プーチン大統領に向かって、「この戦争はあなたが始めたものだ。だから、あなたはこの戦争を止められる」と語りかけている。
私たち一人ひとりが今できることを
これは遠い国のことではない。日本の地図をアジアのなかで眺めれば、これは決して他人事では済まない。こんな侵略がまかり通るなら、「やはり日本も核武装しなければ」とか、「原発は資源のない日本では仕方がないことだ」とか、「サハリン2事業は、いまさら退去などできない」とか、「そのうち収まるだろう、島国の日本は海に守られているから大丈夫」などという前世紀なみの思考停止に陥ってしまう。
「これは困ったことだ」「これは違法な侵略だ」「核兵器も生物兵器も決して許されないことだ」「ウクライナからの人たちを即時救出しよう(難民は20人が限界などと言わずに」などなど、自分の思いを発言しよう。まず発言しよう。
それもできにくい人は、そっと支援の寄付をしよう。寄付サイトは増えている。
私も、ともかく 検索結果 – Yahoo!ネット募金 を利用して寄付を終えたところ。

 - ブログ

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

夫の死にあたふた(1~3)要介護5―あざだらけの老々介護

半世紀余に及ぶ弁護士生活は勤勉実直そのもの、世のため、人のため骨身を惜しまず、人 …

迎春 新年おめでとうございます

また長らく書けずに過ごしておりましたが、お正月は「やっぱりがんばろう」と思うきっ …

2024年秋、日本の政治と企業は変わるのか リーダーシップの変革を

兵庫県知事のリーダーシップの欠如 兵庫知事は辞めろ」パワハラ疑惑で市民ら100人 …

林 弘子さんが急逝された。なんと残念な…

福岡の友人から連絡を受けた。宮崎公立大学長(平成23年より)だった林弘子(はやし …

フェミニズムとわたしと油絵(2013~2023)(その8)

―「フェミニズム・アクティビスト金谷千慧子のプロフィール」その2 整形外科病棟を …

フェミニズムとわたしと油絵(2013~2023)(その7)―「フェミニズム・アクティビスト金谷千慧子のプロフィール」

3月7日、退院して一か月振りで家へ帰りました。いろいろメールで励ましてくださった …

認知症になっても、高齢女性の一人暮らしは可能か(その1)

今売れている2冊を読みました。上野千鶴子さんの『在宅ひとり死のススメ』(文春新書 …

ポスト・コロナに向けてーリーダーの在り方(リーダーシップ最終稿)

コロナ危機の下でのリーダーシップ  今回がリーダーシップについての最終稿である。 …

新しい“うねり”を奏でてほしい

85年を生きた。今なおNPOと女性の活躍を熱望する日々 最近の私の絵画作品を紹介 …

もうすぐなくなる『みなとNPOハウス』2002年7月~2007年6月